introduction

2004年9月12日ハリウッド、アヴァロン・シアター。レッド・ホット・チリ・ペッパーズやロブ・ゾンビなど、RAMONES 30周年トリビュートライヴに相応しい豪華大物メンバーによる一夜限りの伝説のライヴ。

2004年9月12日日曜日、RAMONESの30周年記念イベントがロサンゼルスのハリウッドにあるライヴハウス、アヴァロン・シアターで行われた。
いまやロック界の頂点に君臨するレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、司会を務めるロブ・ゾンビのほか、LAパンクの重鎮X、ランシドのティム・アームストロング、バッド・レリジョンのブレット・ガーヴィッツなど、錚々たるメンツがド迫力のラモーンズ・カヴァーを披露。
そして、CJ・ラモーン、マーキー・ラモーンのリズム隊による新生RAMONES!?のライヴ。
パンク革命の発火点となった偉大なるバンド、RAMONESの30周年に相応しい、貴重なビッグイベントとなった。
本作は伝説の一夜を網羅する、必見のド迫力ロック・ドキュメンタリー。
ジョニー・ラモーンを慕う友人たち、RAMONESを愛する ミュージシャンたちによる赤裸々なインタビューや生の感情を、豪華メンバーによる素晴らしいライヴ・フッテージに織り交ぜ、ミュージック・シーンに大きなインパクトを与え続けたバンド、RAMONESのルーツを探求するものとなった。

ロブ・ゾンビ「聞こえるかジョニー」
ジョニー・ラモーン「ファンが待ってるんだ、ステージを中断せずに続けろ」

このイベントは、ジョニー・ラモーンが闘病生活を送っていたLAで開催された。ファン、ミュージシャン、アーティストたちが団結したのは、バンドの30周年を祝うだけでなく、ジョニーを励ます意味も含んだものとなった。(癌研究のためのチャリティコンサートはジョニーの希望だったという)
ライヴの真っ最中、司会のロブ・ゾンビは携帯電話を取り出して、このイベントの企画に携わりながらも闘病中のため不参加となったジョニーの自宅に電話をかけた。「聞こえるかジョニー」という問いかけに、ジョニーは「ファンが待ってるんだ、ステージを中断せずに続けろ」と答えた。
会場は「HEY HO LET'S GO」「GET WELL!」のかけ声で包まれた。誰もが持ちこたえていたと信じていたが、このライヴのわずか3日後、彼は他界したのだった。

引き継がれるRAMONES魂

シンプルな3コードと高速の8ビート。1974年の結成から、オリジナル・スタイルを30年に渡り守り続けたRAMONES。世界のロックシーンが目まぐるしく変わる中でそのスタイルを貫き通した彼らは、世界中の2世代にも渡るパンクスたちの心に響いた。バンドが引退し、オリジナル・メンバーがこの世を去ってもなお、世界的にそのフォロワーを生み出し続けている、奇跡のバンド。
本作は唯一無二のRAMONES魂が、いまも脈々と受け継がれている事の証し。その瞬間の記録である。